タクシーは移動時間も短縮できて便利ですが、電車やバスより運賃はどうしても割高に。
「もう少し安く利用できればなぁ」と思う人も多いことでしょう。
実は、ちょっとした工夫でタクシーは安く利用できるのです。
この記事では、タクシーを安く利用するための12のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
タクシーの運賃の算定方法
まず、タクシーの乗車運賃がどう決まるか見ていきましょう。
運賃の基本的な算定方法は
- 距離制運賃…初乗り(1.052km)で420円、その後は233mごとに80円ずつの加算
- 時間距離併用運賃…時速10km以下で走行した場合、1分25秒ごとに80円ずつ加算(渋滞時などに適用)
- 時間制運賃…初乗り(60分)で4,700円、その後は30分ごとに2,150円ずつの加算
(参照:kmタクシー)
の3種類です。
通常利用のタクシーの運賃は、「距離制運賃」「時間距離併用運賃」により決定します。
時間制運賃は、時間的拘束が長くなる場合(観光地の周遊や冠婚葬祭など)に適用されます。
そこに、状況に応じて
- 迎車回送料金(定額420円)
- 深夜・早朝割増(2割増)
- 割引運賃(1割引)
が合わさって、正式なタクシーの運賃が算定されるのです。
タクシーを安く利用するための12のポイント
タクシーの運賃の仕組みを理解したところで、次は実際に運賃を安くするポイントを見ていきましょう。
ここで紹介するのは以下の12のポイントです。
ポイント
- 配車アプリを利用する
- 相乗りをする
- 迎車料金をかけない
- 急いでいることを伝える
- 進行方向が同じタクシーを利用する
- 目的地の近くで降りる
- クレジットカードで料金を払う
- タクシーチケットを利用する
- 回数券を利用する
- 割引運賃を利用する
- 【複数箇所をまわる場合】タクシーを貸し切りにする
- 【空港へ移動する場合】空港送迎タクシーを利用する
配車アプリを利用する
配車アプリを利用すると、電話よりスピーディーに、自分の希望する場所にタクシーを手配できます。
車内で目的地を伝えるのが苦手な人にもおすすめです。
また、アプリに乗車位置と降車位置を入力すれば、乗る前に大まかな運賃が算出できます。
「どこまでタクシーを利用すればコスパが良いか」が事前に分かるので、「降りる直前にメーターが回った!(80円の加算)」という悲劇は回避できますよ。
ただし、配車が必要になるため、「迎車回送料金(定額420円)」がかかることを覚えておきましょう。
この後に、おすすめの配車アプリと、無料で安く乗れる裏技を紹介します!
MOV
出典:Google Play
「MOV(モブ)」は、利用者から高い評価を受けている配車アプリの1つです。
対応地域は神奈川県・東京都・大阪府・京都府・兵庫県に限られていますが、徐々に範囲を拡大中です。今後に期待しましょう。
MOVには以下の特徴があります。
- 一番近くのタクシーが来てくれる
- 目安到着時間がわかる
- 到着前お支払い機能(アプリを使ったネット決済)がある
運賃はもちろん、時間でも無駄を出さずに済むでしょう。
また、MOVにユーザー登録する際、「プロモーションコード」と呼ばれる英数字を入力すると、2,000円のクーポンが発行されるんです♪
- 新規会員登録する際に、プロモーションコードを入力するともらえる
- 友達を紹介すると、紹介者と紹介された人それぞれにクーポンがもらえる
つまり、最低2,000円分、タクシーを無料で乗れちゃうことになりますね。
2,000円だと、だいたい4kmほど移動できます♪十分な距離ですよね。
実はMOVをうまく使えば、ずっと無料で乗り続けることも可能なんです!
友人とタクシーを相乗りする際、できる裏技を紹介しますね。
step
1友人に自分の紹介コードを渡し、MOVに登録してもらう
step
2友人は2,000円割引クーポンをゲット
step
3その場で友人にクーポンを使ってもらう
step
4別の日タクシーにひとりで乗る機会があれば、友人からもらったクーポンを使う
上記をループして使うと、友人が多い人なら永遠とタクシー代を安くできるでしょう!
また現在、MOVアプリを新規ダウンロードすると、「500円OFFクーポン」が特典としてプレゼントされますよ。
プロモーションコードと合わせると、合計2,500円分お得になります♪
このお得なチャンスをお見逃しなく!
JapanTaxi(ジャパンタクシー)
出典:Google Play
ジャパンタクシー(旧:全国タクシー)は、配車アプリの老舗で、すでに900万ダウンロードを突破しています。
このアプリには
- 乗車場所を地図上で設定でき、到着までの待ち時間が表示される
- 配車日時を予約できる
- 乗車位置と降車位置を入力すると、想定ルートと目安運賃が出せる
- ネット決済対応
などの特徴があります。
日本全国に対応しているので、どこでも使えるのが大きなメリットですね。
ジャパンタクシーも、アプリ紹介でもらえるクーポンコードを発行していますよ♪
- 初回限定クーポンコードで500円~2,000円もらえる
- Googleクーポンで500円もらえる
「初回限定クーポンコード」とは、初めてアプリに会員登録する方が使える紹介コードになります。
紹介した人のランクにより、もらえる金額が異なります。
- GOLDランク会員の招待コード→2,000円のクーポン
- 一般会員の招待コード→500円のクーポン
招待コードの入力は、初回のみとなるので注意してくださいね。
また、招待コードを持っていない場合でも、初期登録時にコード入力画面で「GOOGLE」と入力すれば、500円クーポンがもらえますよ♪
Uber (ウーバー)
出典:Google Play
デリバリーサービスの「Uber Eats」ですっかりお馴染みですが、もともとは配車アプリが先に登場しました。
このアプリには
- 車の到着時間がわかる
- 目的地に到着する時間の目安がわかる
- 乗車位置と降車位置を入力すると目安運賃が出せる
- ネット決済対応
- ドライバーの顔や車両の詳細情報を知れる
などの特徴があります。
日本だけでなく、世界700以上の都市で利用可能なので、海外へ行くことが多い人におすすめです。
Uberも初回登録者限定で、「2,000円OFF」割引クーポンコードを配布しています。
無事コードが獲得できたら、アプリの「ウォレット」メニュー→「プロモーション」画面で入力すれば、タクシー代が2,000円分無料になりますよ!
相乗りをする
タクシーは、1人で乗っても2人で乗っても運賃は変わらないので、相乗りすれば料金の割り勘が可能です。
タクシーの定員は運転手を含めて5人なので、客は最大4人まで乗れます。
つまり、
- 2人で乗れば料金は半分
- 3人で乗れば3分の1
- 4人で乗れば4分の1
にまでタクシーの運賃を安くできるのです。
タクシーに相乗りする人を見つけるには、以下のような専用アプリを使うのが手っ取り早いでしょう。
AINORY: 相乗りタクシー
出典:Google Play
AINORYは、タクシーに相乗りしたい人同士をマッチングするアプリです。
このアプリを使えば
- 相乗りするのはどんな人か
- 自分がいくら支払うのか
などを事前に知れるので、たとえ知らない人相手でも安心して相乗りできます。
相乗りする人の募集は最長で1ヶ月先まででき、旅行などでタクシーを利用する際でも利用可能です。
nearMe.
出典:Google Play
nearMe.(ニアミー)は、自分の近くにいる人の中から、タクシーで同じ方向に行きたい人を探してマッチングさせる相乗りアプリです。
アプリに自分の行き先を入力するだけで、目的地が近い人をマッチングしてくれます。
目的地までの想定ルートや割り勘金額が自動計算されますし、相乗りする相手の顔写真と性別が事前にわかるので、料金や相手について気を回す必要はありません。
迎車料金をかけない
通常、タクシーの配車を依頼すると、迎車回送料金(定額420円)がかかってしまいます。
迎車料金を負担しないためには、迎車回送料金を取らないタクシー会社を利用するか、タクシーの停留所から乗車するのがおすすめです。
急いでいることを伝える
タクシーの運転手は道に詳しいはずなので、急いでいることを伝えれば、裏道などを使って少しでも早く目的地に着くようにしてくれるでしょう。
運転時間が短くなれば運転距離も短く済むので、その分だけ料金も安くなります。
たとえば、近道により233m走行距離を短縮できれば、80円のお得です。
この方法が成功するかは交通状況や運転手の技量によりますが、カーナビが補ってくれる可能性があるので、ダメ元で「急ぎ」と伝えてみると良いでしょう。
進行方向が同じタクシーを利用する
タクシーを呼び止めるときは、行きたい目的地と同じ進行方向で走っているタクシーを選びましょう。
反対車線を走っているタクシーを捕まえてしまうと、Uターンしての車線移動で走行距離が増え、余計な料金がかかります。
道の形状によっては、Uターンするのにそこそこ走る場合もあるので、その時点で加算料金分(80円)ほど損をしたことになるのです。
目的地の近くで降りる
タクシーあるあるとして、「タクシーを降りようとした直前に、運賃メーターが回って加算される」というものがあります。
距離制運賃では233mごとに80円加算されるので、地図アプリなどで、目的地までの距離を確認しておきましょう。
タクシーに乗ってから200m程度の場所で降りれば、初乗り運賃を支払うだけで済みます。
少し歩く程度で済む距離なら、目的地より手前で降りるというのもアリですよ♪
クレジットカードで料金を払う
タクシーでも、クレジットカード払いが当たり前になってきました。
タクシー運賃をクレジットカードで支払えば、ポイント還元がある分だけ現金よりもお得です。
どのクレカを利用するかは、「ポイント還元率が高いもの(1%以上)」という基準で選ぶと良いでしょう。
タクシーチケットを利用する
ほぼ全国のタクシーで利用できる、「タクシーチケット(タクシー券)」を知っていますか?
タクシーチケットを使うと、タクシーの料金を、口座振替やクレジットカードによる「一括後払い」にできるのです。
使い方は、タクシーチケットに
- 利用者の名前
- 乗車区間
- 乗車
- 乗車料金
などを記入し、タクシーを降りるときに運転手に渡すだけ。
後払いの方法をクレジットカードにしておけば、ポイント還元の恩恵で料金を節約できるでしょう。
回数券を利用する
電車と同じようにタクシーにも回数券があり、前払いで購入して利用すると、料金が5%割引になります。
- 10,000円分の乗車券(500円券20枚綴り)が9,500円
- 10,000円の回数券の内容が10,500円つづり
など、発券元によって金額や枚数はさまざまですが、お得であることに変わりありません。
タクシーの回数券は、タクシー会社や各都道府県の指定販売所でも発券されているので、意外と身近で手に入りますよ。
割引運賃を利用する
特定の条件を満たすと、タクシー料金を割引される場合があります。
たとえば
- 障害者手帳を持っている人を対象とした「障害者割引」
- ある一定距離を走行した場合の「遠距離割引」
- 高齢者を対象とした「高齢者割引」
などがあります。
だいたい料金を1割程度引いてくれるパターンが多いですね。
タクシー会社によって割引内容は異なりますし、割引制度を導入していない会社もあるので、利用する前にホームページなどで確認しておきましょう。
【複数箇所をまわる場合】タクシーを貸し切りにする
タクシーで向かう目的地が複数箇所ある場合、到着の都度料金を払うより、時間で区切ってタクシーを貸し切った方が安くなる場合が多いです。
「1時間◯円」「3時間△円」という定額料金なので、時間内であれば距離を気にせず移動できます♪
タクシーの車種・地域・乗る人数によって負担する料金は異なりますが、移動距離によっては千円単位でお得になる場合も。
【空港へ移動する場合】空港送迎タクシーを利用する
タクシー会社の中には、「空港までの定額タクシー」を請け負っているところがあります。
空港まで公共交通機関や自家用車で移動するのが難しい人向けに、出発時と目的地ごとに決められた定額料金で送迎してくれるのです。
渋滞による時間や距離の変動が起こっても料金は加算されないため、安心して利用できます。
ただ、対応可能エリアや目的地となる空港が限定されている場合が多いので、自分が行きたい空港が対象になっているかしっかり確認しておきましょう。
まとめ
この記事でまとめたように、タクシーの運賃はちょっとした工夫で安くすることできます。
タクシーは、電車やバスよりも目的地の近くへ運んでくれる便利な交通手段なので、料金を安くしつつ効率的に使い倒していきましょう!
この記事を書いた人

- 元気な引きこもりWebライター兼Web編集者。出版社に約10年勤めたものの、会社の環境が合わなくなり、ストレスで体を壊して退社。ただまぁ、せっかく身につけたスキルは活かしたいよなぁということで、フリーランスとして記事を書いたり校正したりと、なんやかんやで文章に関わる仕事をしてます!パソコンをカタカタしながら、お気に入りの音楽を聞き、お気に入りのコンビニスイーツ&フルーツを食べるのが至福のとき。