節約に対して
「1円レベルで頑張らないといけなくてキツそう・・・」
「節約した方がいいのはわかるけど、なかなか続かない・・・」
とネガティブなイメージを持っていませんか?しかし、ちょっとの工夫で「楽しい!」と感じながら節約することができるのです。
この記事では、節約を意識せずに無理なく続けられる、楽しい節約方法をご紹介していきます!
節約が必要な理由
そもそも節約が必要なのは、「いざという時用のお金を貯めておくため」です。
今は元気で問題なく働けていても、ある日突然
- ケガや病気になって働けなくなる
- 前触れもなく解雇される
などの事態が起こって、収入が激減したり、無収入になったりすることがあるかもしれません。日頃から節約して貯金しておけば、そんな時でも路頭に迷わずに済みます。
目安として、最低でも3ヶ月分の生活費を貯めておけば、体の回復や次の仕事を見つけるまでの期間をしのげるでしょう。
節約上手な人の特徴
節約がなかなか続かないとお悩みの方は、ここで解説する節約上手な人の特徴を理解し、自分に取り入れていくようにしましょう。
お金の出入りを見える化している
節約とは「家計の無駄をなくしてお金を浮かせること」なので、まずはお金の出入りを見える化することが大切です。
アプリなどを使って家計簿をつけ、「自分が普段、どの費目にどれだけのお金を使っているのか」を把握しましょう。
数字やグラフなどで家計がハッキリすると、使いすぎている費目がわかりやすくなります。
目標を決めてモチベーション維持
節約すべき理由は「いざという時用のお金を貯めておくため」ですが、そういった曖昧な目標では続かない人もいるでしょう。
その場合は、「欲しい物」「したいこと」を目標にするのがおすすめです。
- マイホームや車を買いたい
- 旅行に行きたい
- 留学したい
など、まとまったお金が必要なもの・ことを目標にしましょう。
そうすれば、節約を達成した先に楽しみが待っているので、モチベーションを維持できます。
自分のライフプランに必要なお金を把握している
- 結婚する人・しない人
- 仕事を続ける人・辞める人
- 子どもを持つ人・持たない人
など、人によってライフプランは千差万別で、必要になるお金も当然違ってきます。
「自分のえがくライフプランに合った金額を貯める」と最初から決めておくと、見合わない目標設定をせずに済み、無理なく節約に取り組めます。
「ライフプラン 診断」「ライフプラン シミュレーション」などとネットで検索すれば、一生涯にかかる金額をライフプラン別に示しているサイトがみつかるので、一度試してみてください。
メリハリをつけて節約する
節約だけを考えて生活していると精神的にしんどくなるので、抑えるところは抑え、使う時は使うとメリハリをつけましょう。
お金の使い方には
- 消費…生活に必要な出費
- 投資…生活に直接必要ではないが、将来に役立つ出費
- 浪費…生活に必要ない出費
の3つがあり、節約の対象になるのはおもに「浪費」の部分です。
ただ、たまの浪費を自分に許してあげるくらいの余裕を持った方が、節約は続けやすくなりますよ。
無理のない楽しい節約方法15選
それでは、楽しみながらできる節約方法を15個紹介していきます。
スマホアプリで家計簿をつける
スマホアプリで家計簿をつければ、ノートやエクセルなどより手軽で正確に家計を見える化できますよ。
家計簿アプリはいろいろありますが、特に「マネーフォワード」というアプリがおすすめです。
マネーフォワードには
- レシートを撮影するだけで、支出の入力ができる
- 金融機関と連携して、お金の流れが自動で家計簿に反映される
- 収支がグラフ化される
などの機能がついていて、その便利さから多くの人に利用されています。
なお、マネーフォワードについては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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家計の費目の目安を知る
家計の無駄を省くためには、「費目ごとに目安となる適正金額を知る」ことが重要です。
単純に「金額が多いから減らそう」とするのではなく、「適正金額をオーバーしているから減らそう」の方が、効率よく節約できます。
ただし、費目の目安となる金額は環境(一人暮らし・夫婦・子持ち家庭など)で異なるので、自分の状況に似たモデルケースを参考にしてくださいね。
固定費を見直す
節約する上で、食費などの流動費より固定費を見直した方が、節約できる金額や効果は大きいです。
毎月支払う固定費の代表例である
- 家賃
- 通信費
- 保険料
などは、内容を見直して一度手続きをするだけで、継続して節約し続けられます。
手続きの手間はありますが、それさえ済めば、あとは放っておくだけなので楽ちんですよ。
なお、節約できる固定費については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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キャッシュレス決済を取り入れる
近年、急速に広まっているキャッシュレス決済を上手に取り入れると、節約の効率はアップします。
たとえば、
- クレジットカード払いでポイントを貯める
- モバイル決済のキャンペーンやクーポンを利用する
などを行えば、現金で支払うよりお得に物やサービスを購入できます。
ただし、「ポイントを貯めるために買う」「クーポンがもったいないから買う」と必要以上に買い物するのは本末転倒です。
あくまでも、必要な物やサービスを買う際に、キャッシュレス決済を利用するようにしましょう。
なお、キャッシュレスサービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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買い物の回数を減らす
買い物に行く回数を減らすことも、立派な節約方法です。
店に買い物に行けば、どうしてもセール品やおすすめ品などに目が止まり、買いたくなってしまいます。買い物の回数を減らせば、そういった店側の戦略にハマる回数も減らせるのです。
これまで毎日買い物に行っていた人は、週に数回程度に減らしてみましょう。
マイボトルに飲み物を入れて持ち歩く
マイボトルに飲み物を入れて持ち歩くようにすれば、自動販売機やコンビニで飲み物を買う回数を減らせます。
自動販売機やコンビニの飲み物は割高なので、その購入回数が減ればかなりの節約になるでしょう。
また、お気に入りのお茶やコーヒーをマイボトルに入れておけば、飲むのが楽しみになって節約へのモチベーションにもつながりますよ。
なお、マイボトルについては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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節約レシピで自炊する
食費の節約の代表格といえば自炊です。
ランチのお弁当やおやつを手作りすれば、それらをコンビニなどで購入するお金を浮かせられます。
とはいえ、よほど料理が好きか得意でなければ、毎日自炊するのは難しいでしょう。
そういう人は、毎日でなくても週に何回か自炊を取り入れるだけでOKです。
なお、節約レシピについては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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公共施設を利用する
ジムで体を鍛えたり、習い事のスクールに通ったりと、趣味にお金をかけている人は多いでしょう。
そういう人は、公共施設を利用して趣味を続けられないか調べてみてください。
自治体が運営するジムや公民館で開かれる教室などは、民営のものより安く利用できることが多いです。図書館のように、無料で利用できる公共施設もあります。
趣味の費用は投資につながりやすいので、極端に削る必要はありませんが、無理なく抑えられるならそれに越したことはありません。
国の制度を活用する
お金に関する国の制度を調べ、条件に合致しているものがあればどんどん活用しましょう。
身近なものを挙げると
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 住宅ローン減税
- 傷病手当金
などがあります。
これらの制度を利用することで、自分で年金を増やせたり、税金を減らせたり、ケガや病気の際に給付金をもらえたりといった恩恵を受けられます。
「国の制度をメインで活用し、足りない部分を民間の保険などで補う」とすれば、出費を最小限に抑えながら、必要な保障を受けられるのでお得ですよ。
なお、iDeCoと会社員の節約については、以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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無駄な交際費を減らす
1回で数千円前後のお金がかかる食事会や飲み会を厳選して交際費を減らすことは、節約に効果的です。
食事会や飲み会は周囲とコミュニケーションを取る有効な手段ですが、中にはお金と時間の無駄になっているものもあります。
参加しても楽しめなさそうなものや、得るものがなさそうなものは、できるだけ参加しないようにしましょう。
お酒やタバコを控える
お酒やタバコといった嗜好品を控えると、チリツモでまとまった金額を節約できます。
お酒やタバコにかかる税金は割高なので、実は毎月の支出の中で意外と幅を取っているのです。
とはいえ、いきなり「完全禁酒」「完全禁煙」は厳しいですし、節約を続けるうえでのストレスになりかねません。
ですから、「毎日から週に数回」といった具合に、頻度を減らすくらいでOKです。
なお、タバコ代の節約については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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ATMの手数料を意識する
銀行やコンビニにあるATMでお金をおろす際、手数料を意識するようにしましょう。
基本的に、銀行にあるATMの方が、コンビニにあるATMより手数料は安いです。
手数料の金額は金融機関によって異なりますが、イオン銀行など一部のネット銀行では、コンビニのATMでも手数料がかからないところもあります。
また、金融機関ごとに「手数料のかからない曜日や時間帯」が設定されているので、その期間内にATMを利用しましょう。
なお、ネット銀行については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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惰性で続けている定期購読をやめる
なんとなく定期購読を続けている雑誌や新聞があるようなら、すぐに解約するのをおすすめします。
たいてい、定期購読は個別に買うより料金がお得に設定されていますが、届く冊子全部をきっちり読んでいる人は少数派でしょう。
読まずに放置した冊子分のお金は、まるまる無駄になっています。
人によっては、必要な分だけ購入する方が節約につながるかもしれません。
借金返済を最優先で終わらせる
もし、現時点で借金を抱えているのなら、何をおいても最優先で返済してしまいましょう。
借金には利子がかかるので、早く返済が終われば、その分だけ余計に払うお金(利子)が減ります。
一見、節約とは関係なさそうに感じますが、「利子を払わずに済む=節約」といえるのです。
省エネ家電に買い替える
節約術でよく取り上げられる「電気代」を節約するには、省エネ家電に買い替えるのが効果的です。
「電気をこまめに消す」「コンセントを抜く」などの節約術よりも、手間をかけずにまとまった金額を節約できます。
ただ、初期費用はかかってしまうので、金銭面で余裕がある時に使える最終手段としておくのがよいでしょう。
おすすめできないNGな節約方法
そんな人は、もしかしたらNGな節約方法を行っているかもしれません。今現在の自分のやり方と照らし合わせて、確認してみてください。
目標金額を設定しない
最初は節約への熱意にあふれていても、明確な目標や期限がなければ、ほとんどの人はモチベーションを維持できません。
「今日は節約できなかったけど、明日やればいいや」と後回しするようになり、最後には節約自体をめんどくさがって諦めてしまいます。
「◯月までに△円貯める」という明確な目標を立て、そのためには毎月いくら貯金しなければならないかを設定してから、節約をスタートさせましょう。
節約できたお金を生活費と分けない
節約術を駆使して浮かせたお金を、あなたはお財布に入れっぱなしにしていませんか?
せっかく節約できたお金なのに、他の費目に回ってしまっては意味がありません。
浮かせたお金は貯金箱や貯金用口座などに預け、生活費と分けるようにしましょう。
節約に慣れて余裕が出てきたら、預けていたお金を資産運用などに利用すると、より効率的に貯金できますよ。
セール時にまとめ買いをする
食品のまとめ買いはよく聞く節約術ですが、実は節約初心者にはあまりおすすめできません。というのも、食品のまとめ買いが節約に結びつくのは、節約に慣れた上級者のみだからです。
節約を始めたばかりだと、「セールで安くなってるから、とりあえず買っておこう」と考えてしまいます。
しかし、そうして大量に買ったものはたいてい使いきれず、その分のお金は無駄になってしまうでしょう。
値段だけでなく、使い切れるかまで瞬時に計算するのは、節約初心者には少々難しいミッションですね。
節約を意識しすぎる
節約は家計の無駄を省くことですが、無駄を完全にゼロにする必要はありません。
節約ばかりをストイックに意識しすぎると、だんだんと日々の生活にストレスを感じるようになります。
ストレスが溜まりに溜まった結果、リバウンドがきて大金を浪費してしまうというのは、節約失敗例としてよく聞く話です。
節約を続けるためには、ちょっとした無駄を自分に許してあげるようにしましょう。
まとめ
「キツイ」より「楽しい」と感じながらやった方が、節約は続けやすいです。
この記事でご紹介した15の節約方法を参考にして、無理なく楽しみながらも、着実に節約・貯金を続けていってくださいね。
この記事を書いた人

- 元気な引きこもりWebライター兼Web編集者。出版社に約10年勤めたものの、会社の環境が合わなくなり、ストレスで体を壊して退社。ただまぁ、せっかく身につけたスキルは活かしたいよなぁということで、フリーランスとして記事を書いたり校正したりと、なんやかんやで文章に関わる仕事をしてます!パソコンをカタカタしながら、お気に入りの音楽を聞き、お気に入りのコンビニスイーツ&フルーツを食べるのが至福のとき。