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投稿日:2019年12月7日 更新日:

ペット保険は必要?猫のペット保険の必要性について解説

矢野翔一
宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー

矢野翔一

犬ちゃんや猫ちゃんと一緒に過ごしている人は多いと思います。

一緒に楽しく過ごしていたものの、急に怪我や病気で治療が必要になる可能性があります。

しかし、怪我や病気の内容によっては治療費が高額になることも。

そんな万が一の事態に備えて、保険に加入すべきなのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな悩みを抱える人に向けて、ペット保険が必要なのか、特に猫ちゃんのペット保険の必要性について解説します。

 

ペット保険の加入はどうする?

ペットショップに行くと、ペットコーナーやレジの近くに「ペット保険」のパンフレットが設置されている場合があります。

動物病院に行っても、掲示板やレジにペット保険のパンフレットが。

パンフレットの中身を見て、またはペットショップや動物病院に勧められて、ペット保険に加入すべきか悩んでいる人も多いと思います。

ペット保険には加入した方が良いのでしょうか? まずはペット保険に加入する意義や仕組みについて見ていきましょう。

 

ペット保険に加入する意義とは

人は怪我をした、病気になったという場合でも、健康保険に加入していれば1~3割負担で治療を受けることができます。

ところが、犬ちゃんや猫ちゃんには健康保険のような制度がありません。 そのため、これまでは実費で治療を受ける必要がありました。

しかし、犬ちゃんや猫ちゃんの通院や入院は1回(日)1万円前後、手術は10万円程度の費用がかかります。

大切な家族である犬ちゃんや猫ちゃんでも、治療費が高額になると満足できる治療を受けさせることができない可能性も。

そこで登場したのがペット保険です。 ペット保険に加入して掛け金を支払うと、治療費の一部または全額を保険会社が負担してくれます。

治療費を気にせずに通院できるため、大切な犬ちゃんや猫ちゃんに満足できる治療を受けさせたい人には加入をおすすめします。

 

ペット保険のいろは

ペット保険とは、健康保険に似たものであることが分かりましたが、補償方法や内容などはどうなっているのでしょうか?

ペット保険は、月々の掛け金によって補償割合が異なるのが一般的です。

掛け金が高いと補償割合も高く、掛け金が低いと補償割合も低くなっています。

例えば、1年間の掛け金2万円で50%の自己負担、掛け金2万5,000円で30%の自己負担などです。

補償内容は保険会社ごとに異なりますが、初診や再診、治療・処置・手術・薬・麻酔は補償対象に含まれのが一般的。

一方、ワクチン接種や健康診断、歯に関するトラブル(歯石除去や歯・歯肉の治療)、不妊・避妊、妊娠・出産は含まれません。

保険を使った場合は、その場で保険が適用されて窓口で自己負担分のみを支払うケースと後日請求するケースに分かれます。

後日請求するケースは、一度窓口で全額支払うことになるので注意が必要です。

ペット保険に加入するには、郵送やインターネットで申し込みます。 会社によって補償内容が異なるため、よく違いを理解してから申し込みましょう。

ペット保険に必ず加入する必要はない

補償割合の高い保険や補償内容が充実している保険は保険料が割高です。

犬ちゃんや猫ちゃんに何もないのが一番ですが、掛け捨て保険なので何もなかった場合に保険料がもったいないと感じる人も。

また、年齢を重ねるとともに保険料が上がるため、支払いに耐えられないという人もいます。

そのような人は無理に保険に加入する必要はありません。

実費負担で動物病院に通っても、保険料の支払いと窓口負担を合算した金額よりも少なく抑えられる可能性も。

そのため、ペット保険に加入するかは個人の自由と言えるでしょう。

 

猫ちゃんのペット保険は必要か

猫ちゃんを飼っている人の中には、犬ちゃんとは違い、屋内ではなく屋外で飼っている人も多くいます。

屋外は怪我や病気をする可能性が高いため、ペット保険に加入した方が良いと考える人も多いのではないでしょうか?

そこで、猫ちゃんにターゲットを絞って、ペット保険がいる派の意見といらない派の意見を比較してみましょう。

 

ペット保険は猫ちゃんにいる

屋内で飼っている猫ちゃんの場合は、怪我や病気のリスクが低いと言えますが、放し飼いの猫ちゃんはリスクが高くなります。

野良猫との喧嘩や交通事故に巻き込まれることによって怪我が生じる可能性があります。

また、野良猫や他の動物から病気をうつされる可能性も。

いつ怪我や病気になるか分からない状況であるため、万が一に備えて保険に加入した方が安心できると言えるでしょう。

 

ペット保険は猫ちゃんにいらない

屋外で飼っている場合には、怪我や病気のリスクが高いですが、屋内飼いを徹底することでリスクが低くなります。

また、部屋の除菌や清掃をこまめに行っていれば、ある程度の猫ちゃんのトラブルを未然に防ぐことが可能です。

若い頃は怪我や病気で病院に通うケースは少なく、高齢になってから通うケースが多いと言えます。

そのため、保険を使わない期間を考えると、わざわざ保険に加入しなくても良いと言えるでしょう。

 

ペット保険のおすすめは口コミで選ぶ?

ペット保険を選ぶ際は、何を基準に選べばいいのでしょうか?

口コミを確認して加入する保険を決める人も多いと思いますが、以下の4つのポイントを確認しておくことも重要です。

  • 加齢による保険料の値上がりを確認
  • 補償内容が手厚いかどうかを確認
  • 保険金を受け取るタイミングを確認
  • 特約がしっかりしているかを確認

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

 

加齢による保険料の値上がりを確認

加齢とともに病気や怪我で通院する可能性が高くなるため、加齢に合わせて保険料が高く設定されているのが一般的です。

最初の掛け金が安くても、その後の値上がりが大きい場合にはトータルの掛け金が大きくなります。

そのため、ペット保険を選ぶ際は、最初の掛け金だけでなく加齢による保険料の値上がりがどのくらいか確認しておきましょう。

 

補償内容が手厚いかどうかを確認

補償内容も保険会社によって異なります。 通常プランの補償範囲が狭く、特約で追加するタイプでは、保険料が大きくなりやすいので注意が必要です。

各保険会社の掛け金を確認するだけでなく、特約を付けたりしなくてもある程度の補償を受けられるか確認しておきましょう。

 

保険金を受け取るタイミングを確認

窓口で保険が適用されるものであれば、窓口負担を小さく抑えることができます。

しかし、保険が適用されるのが後で、保険金を受け取るのが後日の場合には、窓口では一旦全額を支払うことになります。

後日返金されると言っても、手術や入院などの高額な治療の場合は大きな金額になるので注意が必要です。

そのため、窓口で保険が適用されるかどうか確認しておくことも重要と言えるでしょう。

 

特約がしっかりしているかを確認

特約がない保険では、補償内容の充足を図ることができません。 しかし、特約があればより充実した補償内容にできます。

また、補償割合の組み合わせが多いと、年齢に合わせて補償割合を調整することで保険料を抑えることも可能です。

プランが多い保険は選びにくいというデメリットがありますが、多い方がより猫ちゃんに合った補償を受けられるでしょう。

 

高齢になってからペット保険に加入するのもポイント

ペット保険に加入するタイミングは、猫ちゃんを飼い始めた時だけに限られていません。

加入は自由なので、必要と感じたタイミングで加入するのも一つの選択肢と言えます。

そのため、高齢になってからペット保険に加入する人もいます。 高齢になってからペット保険に加入することにはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

少しでも費用を抑えることができる

高齢になってから保険に加入すれば、未加入の期間分の保険料を抑えることが可能です。

浮いた分の保険料を特約や補償割合を高めることに利用すれば、猫ちゃんの老後の怪我や病気に備えることができます。

猫ちゃんが子猫のうちは、あまり大きな怪我や病気をする可能性が低いと言えます。

その間の保険料は掛け捨てになる可能性が高いですが、この方法であれば効率的です。

しかし、もし保険に加入するまでに怪我や病気が生じると、満足できる治療が受けられない可能性も。

そのため、保険料の節約だけでなく、猫ちゃんにとって何が大事なのかよく考えてからいつ加入するか決めましょう。

 

加入できないケースもあるので注意

ペット保険にかかる費用を少しでも抑えたいという人には、ある程度の年齢になってから保険に加入することをおすすめします。

しかし、後で保険への加入を予定していても、高齢を理由に加入できない可能性もあるので注意が必要です。

保険会社は「8歳まで」といったように、申込時に年齢制限を設けているのが一般的です。

また、制限に達していない場合でも高齢や何らかの持病があると審査に通らない可能性も。

治療費不足で大切な猫ちゃんに満足できる治療を受けさせられなければ意味がありません。

そのため、年齢制限ギリギリで申し込むのはなるべく避けた方が良いと言えるでしょう。

 

獣医師にペット保険について相談する

「じゃあいつ加入すればいいの?」と気になる人も多いと思います。

しかし、いつ加入すればいいというのはハッキリとは言い切れません。

その理由は、怪我をしやすいか、病気にかかりやすいかというのには個体や種類による差があるためです。

そこでおすすめするのが、獣医師にペット保険加入について相談するという方法です。

保険に加入していない場合は、動物病院の獣医師に保険に加入した方が良いか、いつまでに加入すれば良いかアドバイスを求めます。

獣医師は動物の専門家なので、個体や種類を踏まえながら適切な答えを導き出してくれるでしょう。

 

よくある猫ちゃんのペット保険トラブル

ペット保険に加入したからといって、必ず安心とは言い切れません。

ペット保険に加入していても、思っていた補償を受けることができないというトラブルに巻き込まれる可能性があります。

最後に、よくある猫ちゃんのペット保険トラブルについて見ていきましょう。

 

免責額が設定されている

各保険会社で金額が異なりますが、免責額が設定されている場合があります。

免責額とは

治療費に対して最低いくらの自己負担を伴うというものです。

例えば、免責額が1万円に設定されていると、治療費8,000円では保険が適用されません。

仮に治療費が5万円だった場合は1万円が自己負担、残りの4万円を保険で補います。

免責額が設定されている保険は、補償割合が100%の保険でも、自己負担が必ず生じるので注意が必要です。

 

最低支払対象治療費が設定されている

免責額と同様、保険会社ごとに金額が異なりますが、最低支払対象治療費が設定されている場合があります。

最低支払対象治療費とは

事前に設定された金額に治療費が達していない場合には、保険が適用されないというものです。

例えば、最低支払対象治療費が1万円の場合は免責額と同様、治療費8,000円では保険が適用されません。

仮に治療費が5万円だった場合には、5万円の治療費は保険で全額補われます。

最低支払対象治療費が設定されている保険は、補償割合が100%の保険でも、金額によって自己負担が生じます。

保険料が他の保険よりも安い場合は、免責額や最低支払対象治療費が高く設定されている可能性もあるので注意が必要です。

そのため保険に加入する際は、免責額や最低支払対象治療費が設定されていないか事前に確認することをおすすめします。

 

まとめ

人間は健康保険に加入していれば、怪我や病気をしても1~3割負担で治療を受けることができます。

しかし、犬ちゃんや猫ちゃんなどはペット保険に加入していない限り、治療費が全額負担になります。

「何回も動物病院に通うわけではないので大丈夫」と考えている人は、無理にペット保険に加入する必要はありません。

しかし、万が一大きな怪我や病気をした場合は、入院に1日1万円、手術に10万円などの高額な治療費が発生する可能性も。

治療費を支払うことができなければ、大切な犬ちゃんや猫ちゃんに満足できる治療を受けさせることができません。

満足できる治療を受けられるようにするためにも、ペット保険の加入をおすすめしますが、各保険会社で補償内容は異なります。

保険に加入する際は、保険料や補償内容、特約・補償割合など確認が重要です。

保険料が安くても免責額や最低支払対象治療費が高く設定されている可能性も。

分からない場合には獣医師に相談するなど、各保険会社の違いをよく理解してから保険を申し込みましょう。 

 

この記事を書いた人

矢野翔一
矢野翔一
関西学院大学法学部法律学科卒業。2級ファイナンシャルプランニング技能士(AFP)、宅地建物取引士。有限会社アローフィールド代表。自身の経験や保有資格の知識を活かしながらお金や住まいに関する情報を発信。

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