ふるさと納税

ふるさと納税の確定申告についてはこれを読めばOK!申告する時期や必要書類も紹介

投稿日:2019年6月10日 更新日:

ふるさと納税は、寄付して返礼品をもらって終わりではありません。

その後の確定申告を終えて、完結となります。

確定申告をしないと、寄付したお金は返ってこないので、「ただ返礼品を買った人」になってしまいます。

今回は、ふるさと納税を行った場合の確定申告について解説します。

確定申告をしなくてもよい場合

ふるさと納税をすると、基本的には確定申告が必要です。

ただ、確定申告を要しない会社員の方に、ふるさと納税のためだけに税務署に行っていただくのは酷です。

そこで、「ワンストップ特例」制度が設けられました。

これを使えば、確定申告をする必要がありません。

ただし、寄付先の自治体が5箇所までという制限があります。

あちこちにふるさと納税をした方は、この特例を受けることができません。

確定申告をする時期

ふるさと納税をした場合の確定申告は、所得税の確定申告になります。

法人税も贈与税も相続税も確定申告の制度がありますが、一般的に「確定申告」といえば、所得税です。

その確定申告期間は、毎年2月16日から3月15日です。

土日の場合は、前後しますが、概ねこの期間となります。

この時期になると、税務署は確定申告シフトを敷いています。

所得税を担当する職員以外に、法人税の担当も応援として参加しますし、臨時のアルバイトや派遣社員も雇用しています。

少しでも円滑に、効率よく、納税者の方々の申告を終わらせるための体制が整っています。

 

この確定申告期間でなくとも、確定申告は可能です。

1月になり、書類がすべて揃っていれば申告できますし、3月15日を過ぎていても5年間は申告できます。

申告の内容が、会社からの給与とふるさと納税だけで、申告をすると所得税が還付になるのであれば、3月15日を過ぎていてもペナルティはありません。

ただし、確定申告後にふるさと納税のデータが、あなたの住んでいる地方自治体に届き、住民税が減額されるので、申告が遅くなるとふるさと納税をしなかった状態での住民税の金額が、お給料から徴収されます。

これは、データが届いた時点で、修正されると思われます。

確定申告ができる場所

確定申告は自宅でパソコンを使って行う方法が推奨されていますが、質問をしたい、準備する書類がわからない、もうとにかく何もかもがわからない、という方は税務署に行くことになります。

稀に、市役所や区役所に行く方がいるようですが、一部を除いて、それらの場所では申告できません。

行かれる場合は、確定申告に対応しているか事前に調べると良いと思います。

税務署も、好きな場所に行けるわけではありません。
基本的には、あなたの住んでいる場所を管轄する税務署に行きます。

ただ、確定申告期間中に、管轄以外の税務署に行って「うちでは申告できません、管轄の税務署に行ってください」と言われることはないと思います。

場所によっては、確定申告作成会場を設けていない税務署もあります。

税務署ではない付近の施設に、会場を作っているためです。

例えば、渋谷駅から10分ほど歩いた場所には、渋谷、目黒、世田谷、玉川、北沢税務署の合同の申告書作成会場が設けられます。

これらの税務署は、確定申告期間内であっても、署内では確定申告の対応をしていません。

あなたの住んでいる場所を管轄する税務署がどのような対応となっているかは、確定申告の時期に、検索してご確認ください。

確定申告書作成会場での流れ

渋谷の確定申告書作成会場では、建物に入ってから長い列に並びます。

列は途中で、三又に分かれていて、ふるさと納税をした会社員の人は、給与所得や年金の列に並ぶことになります。

医療費控除や住宅ローン控除の人も同じ列です。

しばらく進むと、ラーメン屋の一蘭のように一人ずつ仕切られた、ハイカウンターに案内されます。

パソコンが置いてあるので、画面の案内を見て、進めていきましょう。

慣れていないと、文字が多いために時間がかかりますが、ふるさと納税だけであれば、1時間もあれば無事に終えることができるはずです。

「所得税」を選び、「給与・年金の方」を選び、生年月日や名前、住所を入れて進めていきます。

確定申告のときに準備する書類

確定申告書作成会場に行くにあたって準備する書類。

  • 源泉徴収票
  • マイナンバーカード
  • ふるさと納税をした自治体から送られてきた寄付金の受領証

こちらの3点を用意しましょう。

医療費控除を受ける、副業をしている、他の所得がある方は、用意する書類が異なりますが、ここでは割愛します。

確定申告書は、源泉徴収票がないと入力できません。

提出は不要ですが(ことしの4月から不要になりました)、源泉徴収票を見ながら、収入、所得、社会保険料、源泉徴収税額などを、パソコンの画面に入力することになります。

確定申告の流れ

パソコンの横に、マイナンバーカードの読み取り機があります。

これを使い、e-TAXで申告することができます。
e-TAXは電子申告のことです。

昔は、紙で提出していた申告書を、データで送信できるようになりました。

e-TAXであれば、紙で提出するより還付金が早く受け取れます。

還付までの期間は、3週間から1ヶ月といわれています。

e-TAXで確定申告をしても、申告書の控えは紙に印刷して受け取ることができます。

控えは申告書のデータを送信後に、出口付近にあるプリンターで印刷しましょう

ふるさと納税をした自治体から送られてきた寄付金の受領証も、必ず持参します。

寄付金控除の入力で使用し、確定申告書の控えをプリンターで印刷した後に、添付書類用の台紙に貼って提出します。

提出すると、2度と戻ってきません。

確定申告で注意すること

ワンストップ特例を使っていても、ふるさと納税以外の理由で確定申告をすることになれば、ふるさと納税の金額も入力する必要があります。

申告書作成会場に、必ず寄付金の受領書を持っていきましょう。

また、申告内容に誤りがあっても、確定申告期間であれば、何度でも申告できます。

複数回申告を行った場合は、後から申告したほうが有効になります。

確定申告を終えた後に、医療費が10万円以上あったとか、生命保険料控除の証明書が出てきたとか、お子さんの年金保険料の控除証明書が出てきた場合には、改めて申告しましょう。

確定申告期間の税務署は、大変混雑します。

以前は、国税庁のホームページからその日の混雑状況を知ることができましたが、現在そのシステムは廃止されてしまいました。

初日が空いている、最終日は混む、といった傾向も地域によって異なります。

確定申告の受付を9時から16時としている会場であれば、16時前に行くと、比較的短い時間で終えることができます。

申告書作成会場にいる職員の知識には差があります。

申告書作成中に手を上げてすぐに来てくれるのはアルバイトの方です。

パソコンの入力方法はご存知ですが、税法や取扱いに関する知識はありません。

対応できない内容であれば、アルバイトの方が、正規の職員を呼んでくれます。

ただ、正規の職員の人数には限りがあるので、手を挙げたり旗を揚げたりしてもなかなか来てくれません。

詳しい人は、どこの世界でも人気です。

お互いに譲り合って、疑問点は、まとめて確認するようにすると良いと思います。

場合によっては、自分のスマホで調べたほうが早く済みます。

さいごに

ふるさと納税だけに着目した確定申告の解説は以上となります。

難解な印象のある確定申告も、事前に解説を読み、理解してから臨めば滞りなく終えられます。

安心して、会場に向かってください。

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さんきゅう倉田

さんきゅう倉田

大学卒業後、東京国税局を経て、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで芸人となる。好きな言葉「増税」。著書に『読めば得する税金の話』(総合法令出版)など。

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