コラム

投稿日:2019年12月20日 更新日:

自家用車を買ったら維持費はどれくらいかかる?内訳と費用のまとめ

織田 孟徳
ライター

織田 孟徳

はじめに

自動車があったら買い物に便利だな
小さい子どもを連れて出かけることもできるな…。

そんなことを思って自家用車の購入を検討している人も少なくないと思います。

しかし、車の購入は高額。しかも、購入してからもいろいろと維持費がかかるのです。

ここでは、車を購入した後に、どんな維持費がどのくらいかかるのか、詳しく見ていくことにしましょう。

 

自動車の維持にいくらかかるの?必要な費用をシミュレーションしてみた

イメージしやすいように、数パターンをピックアップして、どのくらいかかるのか例示します。

  • 軽自動車
  • 1500ccのコンパクトカー
  • 2500ccのミニバン

「新車で購入してから初回車検を受けるまでの3年間にかかる金額」を目安に、上の3例を比較してみましょう。

もちろん、詳細はそれぞれの乗り方、環境によって異なりますので、参考程度に見てください。

 

 

軽自動車

コンパクトカー

ミニバン

自動車税

32,400

103,500

135,000

重量税

9,900

36,900

49,200

自賠責保険料

34,820

35,950

35,950

任意保険料

200,000

300,000

450,000

車検・定期整備代

150,000

200,000

300,000

消耗品等

30,000

50,000

80,000

ガソリン代

(1か月5千円)

210,000

280,000

420,000

駐車場代

(1か月2万円)

720,000

720,000

720,000

3年間の合計

(年間)

1,387,120

(約46万円)

1,726,350

(約57万円)

2,190,150

(約73万円)

維持するだけで驚くくらいお金がかかることがわかりますね。

それに、クルマが大きくなるほど維持費もかかるということも読み取れます。

ローンでクルマを購入した人は、このほかにローンの支払いがあるわけですから、まさに「金食い虫」といえるかもしれません。

それぞれどんな経費なのかは後述します。

 

自動車の維持に必要な経費とは?いくらかかるの?

前項で書いた項目など、細かく見るとどんな費用があるか、それぞれ年間どれくらいかかるのか、その詳細を見ていきましょう。

大きく分けると次の4つがあります。

  1. 税金
  2. 保険料
  3. 走行する際に必要となるもの
  4. メンテナンス費用

 

1.税金関係

クルマを所有するときに必ず必要となるのが税金です。

だいたいゴールデンウィークが終わったころ、自動車税を払うタイミングとなります。

万が一支払わないでいると、大切な愛車を差し押さえられる可能性も。必ず忘れないように払いましょう。

 

自動車税

自動車を保有しているだけでかかってくる税金で、毎年一定額が課税されます。

クルマの排気量によっても異なりますが、年額で数万円かかります。

軽自動車の場合は、軽自動車税がかかります。

ただし、自動車税は2019年10月から税率が引き下げられた(軽自動車はのぞく)ため、最大4,500円節約することが可能となりました。

詳しくは総務省のこちらのページを参考にしてください。

 

重量税

自動車の重量によってかかる税金です。

重量税は車両の重さによって金額が変わりますが、年額で1~2万円が目安です。

通常は車検の費用と一緒に支払います。

 

2.保険料やローン金利

保険は万が一のときに備えて、必ず加入する自賠責保険や、補償額が充実した任意加入のものがあります。

また、クルマをローンで購入している場合は、毎月の支払いの中に金利が含まれます。

一括で購入した場合には金利はかかりません。

 

自賠責保険料

自賠責保険料は自動車に乗っている場合に必ず加入することになる、いわゆる強制保険です。

車種による差があまりなく、3年で35,000円が目安となるでしょう。

通常は車検ごとに支払います。

 

任意保険の保険料

任意ではありますが、万が一の場合、相手への補償を考えると入っておきたいのが任意保険です。

任意保険料については、車両保険を入れた金額は、通常の場合で最低でも年額10万円は見ておく必要があります。

契約内容によっても違いますが、この保険料が、毎月もしくは毎年かかります。

最近はネット保険で低額の商品も数多く出てきているので、節約したい人はチェックしてみましょう。

 

ローン金利

クルマをローンで購入した場合、元金にプラスしてその金利も支払う必要があります。

この金利は返済総額に大きな差を生むので、できるだけ多く見積りをとり、購入前にしっかりシミュレーション行うことが重要です。

 

3.走行により必要になる経費

クルマは、走行してもかかってくる経費があります。

基本的には、乗れば乗るほどかかってくる項目になります。

運転が好きな人や、通勤や買い物でクルマを移動手段として毎日利用する人は注意したいポイントです。

 

駐車場代

都市部の人など、駐車場を借りる必要のある人は、駐車場代がかかります。

地域によっても異なりますが、駐車場代は、月額で数千円から数万円程度かかります。

自宅の敷地に駐車の確保をできる場合はかかりません。

 

ガソリン代

電気自動車でなければ、必ずかかるのがこの経費です。走った距離により、かかるガソリン代も変わってきます。

2019年11月現在でレギュラーガソリン140円/L程度です。

この価格は変動するのでこまめに確認しておきましょう。

また、車種によってはレギュラーガソリンでなくハイオクガソリンを使うものがあり、ディーゼル車の場合は軽油になります。

燃料の種類により単価が変わるので、かかる燃料代も変わります。

 

高速料金

高速道路を通行する場合にかかるのが高速料金です。

通行距離によってかかる額が異なります。

例えば首都高で銀座から乗って新宿で降りる場合、

  • 料金距離: 11.9km
  • 基本料金(普通車): 540円

となります。

もちろん、市街地しか運転しない人はかからない経費ですね。

ただし現金ではなくETCカードで支払いを行えば安くなり、10〜50%ほど割引が適用されます。

 

4.メンテナンス関係の経費

クルマは精密機械なので、買って乗りっぱなしというわけにはいきません

整備点検や修理費用など、メンテナンスのための経費もかかってきます。

 

整備費用

修理の必要がなくても、クルマは一定期間ごとに点検を受けて、コンディションをチェックする必要があります。

何かトラブルが発生してからでは遅いので、「おかしいな」と感じたら確認しなければなりません。

 

車検費用

2年に1回(初回は3年)に受ける必要があるのが車検です。

税金などの法定費用を除いても1回で10万円以上かかります。高額な車両の場合はそれになることも。

しかし、車検が切れた車を公道で走らせた場合には罰金や罰則などのペナルティが発生します。

税金や保険料などの諸経費に加え、「車検のための点検整備代」が上記の整備費用とは別にかかります。

それを格安で済ませるユーザー車検というやり方もありますが、長く大事に乗り続けるという観点では、あまりおすすめはできません。

 

故障時の修理費用、タイヤ等の消耗品代

品質の上がっている現代のクルマですが、故障する可能性はゼロではありません。

また、交通事故や、事故とまでいかないまでもぶつけてしまうこともあるかもしれません。

故障しなくても、ずっと乗り続けると、タイヤなどの消耗品を購入する必要があります。

例えば、消耗品であるブレーキパッドを1セット交換すると、普通車で5,000円前後かかります。

車種によっても異なりますが、けっこうな金額になるので注意が必要です。

 

自動車購入はクルマ本体以外にも費用がかかる

クルマは、維持していくだけでなく、買うときにも、車両本体のほかに様々な経費がかかります

ここでは、購入時にかかる経費について説明します。

購入するクルマ、選ぶオプションによっても異なりますが、かなりの金額になります。

諸経費は、オプション代を除いても15~30万円かかると考えた方がいいでしょう。

 

1.オプション購入経費

今や必需品のカーナビやETC。フロアマットも、ないと車内が汚れてしまい困りますよね。

自動車をキレイに保ちたい人にとってはコーティングも魅力的です。

欲しいものをどんどん付けていったらきりがありませんが、車両本体のほかに数十万円かかると考えておくべきでしょう。

 

2.税金

クルマを維持していく際にかかる税金ですが、購入するときも当然かかりますね。

必要とされるのは次の項目です。

  • 消費税(2019年10月から消費税10%)
  • 初年度の自動車税(軽自動車以外)
  • 自動車税の環境性能割
  • 初回の重量税(新車で購入した場合、初回車検までの金額)
  • 登録時に必要な印紙税

 

自動車税の環境性能割とは、2019年10月に制度が変わり、それまでの自動車取得税に代わり課税されることになった税金です。

購入時のみ支払う税金で、車種ごとに定められている燃費基準の達成度によって、かかる税額が変わってきます。

印紙税とは、登録する際に収入印紙を貼る費用です。

 

3.保険料

購入時にも、自賠責保険料と任意保険料がかかります。

自賠責保険料は次回車検までの保険料を月割で支払い、任意保険の保険料は契約期間(通常は1年間)に応じて支払います。

車両保険も入れると、けっこうな金額になりますよね。

 

4.その他の費用

もろもろの税金や保険だけでなく、購入したらもっとかかるのがクルマです。

 

登録代行手数料

クルマを使用するには登録が必要です。

普通はディーラーに手続を代行してもらうことになるので、その手数料がかかります。

店舗によって違いがありますが1.5万円~3万円が相場です。

 

リサイクル預託金

自動車を廃車する際に残るエアバッグのリサイクルやエアコンガスの処理などに必要な経費です。

通常、新車購入時に一括して支払います。

  • 軽・コンパクトカー:7千円~1万6千円程度
  • 普通乗用車:1万円~1万8千円程度

が相場です。

 

車庫証明費用

クルマを登録するには車両の保管場所を確保し、その証明を受けることが必要です。

通常はディーラーに手続を代行してもらうので、その手数料になります。

代行手数料はおよそ8,000円~20,000円程度と幅があるので、事前に確認しておきましょう。

 

お金だけじゃない!自動車を維持するには手間と時間がかかる

ここまで、クルマを維持するため、購入するために必要な経費を見てきました。

ええ?こんなにかかるの?

とうんざりした方もいるのでは?

でもちょっと待ってください。クルマを維持していくのにかかるのは、お金だけではありません

実際にかかる「手間暇」もあるのです。

 

洗車にかかる手間

もちろん、クルマが汚れていても乗ることはできますが、あまり気持ちのいいものではありません。

ガソリンスタンドなどで洗車してもらう場合はお金がかかりますし、自分で洗車するときでもコイン洗車のお金や、洗車する手間がかかります。

以下はガソリンスタンドでの洗車の相場です。

  • 洗車機の場合:500円〜1,000円
  • 手洗いコースの場合:軽自動車やコンパクトカー1,000円前後、それ以上のサイズ2,000~5,000円前後

 

防犯のために

最近、車上荒らしのニュースがよく出てきます。

賃貸の駐車場の場合、自宅の目の前に借りられない場合もあるかと思います。

もちろん、自宅駐車場であっても油断はできません。防犯グッズ、センサーなどで愛車を守る必要があるでしょう。

 

整備にかかる手間

整備といっても、自分で整備するわけではありません。

ディーラーに整備を頼む場合、通常は自分でクルマを持ち込むことになります。

その場合、突然持ち込んでも整備してもらえません。

入庫する日時の予約、予約時間に合わせてクルマを持っていく手間・・・。平日働いている方にとっては結構な手間になります。

 

雪が降る地域では…

雪が降る地域や寒冷地では、冬用にスタッドレスタイヤを準備する必要があります。

車種によって違いはありますが、およそ1本あたり数万円必要です。

購入経費をはじめ、タイヤの保管場所確保、交換作業(依頼する場合はその工賃)などもかかってきます。

 

まとめ

ここまで、クルマを維持するためにはというテーマで、そのためにかかるお金や手間について書いてきました。

「クルマがあれば便利かな」くらいに思っていた人にとってはショックな内容だったかもしれません。

ただ、クルマを維持していくにはこれだけの手間とお金がかかる、というのが実際のところ。

購入に二の足を踏む人は、「カーリース」という選択をしてもいいかもしれません。

クルマを所有する喜びは得られませんが、所有するよりも経費がお得になるのが特徴です。

いずれにしても、予算や家計を確認し、家族で話し合いを重ねたうえで購入を検討しましょう。

 

この記事を書いた人

織田 孟徳
織田 孟徳
多趣味なプライベートで、その時々でいろいろなことに興味を持ちます。飽きっぽいと言われるかもしれませんが、いったんハマると泥沼のように深いところまで追求します。自分なりにこだわった記事を、わかりやすい言葉で書いていきます。

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