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AliPay(アリペイ/支払宝)とは?日本人でも使えるのかなど解説!

投稿日:2019年9月16日 更新日:


日本では、2018年ごろから「LINE Pay」や「PayPay」などのQRコード決済が流行り始め、浸透してきています。

しかしお隣の中国では、何年も前から現金ではなくQRコード決済で支払う人が多いのをご存知でしょうか。

そんな中国でシェア1位を獲得しているのが「AliPay(アリペイ/支払宝)」。中国では絶大な人気を誇っています。

この記事では、そんなQRコード決済「AliPay(アリペイ/支払宝)」について深掘りしていきます。

アリペイについて詳しく知りたい人は是非読んでみてください。

AliPay(アリペイ/支払宝)とは

AliPay(アリペイ/支払宝)とは、阿里巴巴集団(アリババ・グループ)という中国の会社が提供するQRコード決済サービスです。

ソフトバンクがアリババグループに大型の投資をしたことで、日本での知名度はぐっと上がっています。

日本でも、ローソンなど多くの場所でアリペイを使えるようになったため、アリペイのロゴは見たことあるという方も多いのではないでしょうか。

中国でのAliPay(アリペイ/支払宝)普及率は非常に高い

日本ではそれほど知られていないアリペイですが、QRコード決済が主流の中国では知らない人はいないほど普及しています。

中国都市部では人口の約90%がQRコード決済をしていますが、そのうちの54%にあたる約4億人がアリペイを使っていると言われています。

今でこそ、ライバル企業であるWeChat Pay(ウィーチャットペイ/微信支付)が台頭してきてその数字ですが、かつてはシェア約77%という数字を叩き出していました。

AliPay(アリペイ/支払宝)が選ばれている理由

なぜここまで中国では、アリペイが普及しているのでしょうか。

それは

  1. 支払えるジャンルの幅が広い
  2. チャージしたお金に約4%の年利が付く
  3. 新幹線や飛行機の予約ができる

こういったメリットがあるからです。

①支払えるジャンルの幅が広い

アリペイは様々なジャンルの商品や会社と提携しているのが強みです。

つまり、支払えるジャンルの幅が他のQRコード決済よりかなり広いという特徴があります。

普段のコンビニでの買い物や、スーパーでの買い物はもちろんのこと

  • 自販機
  • 電話代や水道代
  • 家賃
  • タクシーの運賃
  • 地下鉄の運賃
  • 家賃や学費の支払い

これらでさえもアリペイを通じて支払うことができます。

よほど珍しい支払い以外は、アリペイ一つで済ませることができるのです。

例えば日本で流行中のPayPayで考えてみると、コンビニやスーパーでは支払うことができますが家賃を支払うことはできないですよね。

②チャージしたお金に約4%の金利がつく

PayPayで支払ったら3%と還元されるといったように、日本のQRコード決済の多くは支払った時に○%という還元がなされます。

しかしアリペイでは、アリペイにチャージし、残高のお金に対して年利4%という利子がつくのです。

例えば10,000円チャージしてそのままにしておけば、1年後に10,400円になるということになります。

日本ではイオン銀行に預けてプラチナステージになっても年利0.15%なので、1年で15円しか増えません。

「預けるだけでお金が増える」という仕組みから、中国ではアリペイに100万円や200万円を預けている人が多いそうです。

銀行口座のような役割を果たしていることも選ばれている理由の1つと言えるでしょう。

③映画や飛行機などの予約ができる

アリペイのアプリには、映画鑑賞や飛行機のフライトが予約できる機能が搭載されています。

飛行機や電車なども、全て発券はアリペイのアプリ上で完結します。

アリペイのアプリでは予約分のチケット表示ができるため、映画館でチケットの発券をしなくて済むのです。

このほかにも、タクシーの配車ができたり、出前を頼んだりすることもできます。

もちろんお会計はアリペイと紐づいているので、残高から引き落とされます。

予約から支払いまで、何もかもがアリペイで完結してしまう、こういった利便性がシェア50%以上となっている理由です。

芝麻信用(ゴマ信用)で自分の信用度を数値化

新しい機能として注目を浴びている『芝麻信用(ゴマ信用)』も紹介しておきます。

芝麻信用(ゴマ信用)は個人の信用を評価するサービスで、自分の信用度合いが数値化されるのが特徴です。

この数値はAIなどが判断し、過去の買い物やローンの有無、学歴や人脈などからスコアが決定していきます。

スコアが高い人は、街中の充電器をタダで借りれたり、ホテルに宿泊する際に優遇されたりします。

また、信用度が高い=ローンの返済も問題ないと判断されるため、ローンの審査が緩くなったり金利が安くなったりするそうです。

今後は高待遇を受けたいためにアリペイを始める人がますます増えるでしょう。

AliPay(アリペイ/支払宝)の決済の仕組みは?

アリペイの決済の仕組みは

  • 店頭で支払う時・・・QRコードを提示するか読み取るして決済
  • ネットショッピング・・・日本のクレジットカードのように使って決済

といった流れとなります。

アリペイは基本的にチャージして使う方式が取られているので、チャージ残高以上使ってしまうといった心配がなく、デビットカードのように使うことができます。

ネット上での決済は少し日本と違う

通販などで決済する時は日本と仕組みが少々異なり、クレジットカードのように情報を入力する形でアリペイで決済を行います。

出品者はアリペイの決済が確認できたら商品の発送を行います。

ここまでは日本と同じなのですが、実はまだこの状態では出品者にお金の送金が行われていません。

商品が手元に届きその商品に問題がなければ受け取り連絡ボタンを押すと、やっと出品者にお金が送金されます。

というのも、中国では商品の未着や、届いたとしても偽物だったという問題が頻繁に発生していました。

そのため商品を確認できたら送金するという仕組みをアリペイは採用しています。

日本人でもAliPay(アリペイ/支払宝)は使える?

ここまで読んで「日本人でもアリペイを使うことができるの?」という疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

結論として、アリペイは日本人でも使うことができますが、日本にいながら登録を完了することは難しいでしょう。

現時点では、日本国内での決済には使えず(自分が中国にいる時のみ使える)、金利や予約などの優待サービスも使えません。

また、登録する時に中国国内で作った銀行口座が必要となるため、かなり面倒な手続きが必要となります。

AliPay(アリペイ/支払宝)登録するのに必要なもの

アリペイを登録するためには

  • パスポート
  • クレジットカード(登録できるものとできないものがある、楽天カードはいけるとの情報あり)
  • 中国で開設した銀行口座

これらが必須です。

中国で銀行口座を開設するには

  • パスポート
  • 中国で通話ができる携帯電話番号
  • 中国での住所(ホテル可能)
  • 外国人居留証(なければビザ)

これらが必要となります。

AliPay(アリペイ/支払宝)の登録方法

  1. App StoreもしくはGooglePlayからアリペイのアプリをダウンロード
  2. 電話番号などの情報を入力
  3. 中国国内で作った銀行口座情報を入力
  4. 6桁の暗証番号を設定
  5. パスポートを登録
  6. パスポートは写真を撮って運営に送信

そうすると1〜2日程度で承認結果が届きます。

そこで承認されていればすでに使用可能となります。

AliPay(アリペイ/支払宝)の利用方法は?

アリペイを利用するためには、まず残高にチャージをする必要があります。

銀行口座からチャージする場合

登録した銀行カードからチャージする場合は「充值」というボタンを押すことで、金額を入力する画面に飛びます。

チャージしたい金額を入力し、パスワードを入力すれば完了します。

銀行口座以外からチャージする方法

実は、銀行口座を使わなくてもチャージする方法があります。

それは現地の方にアリペイ上で送金してもらう方法です。

アリペイをやっている知り合いなどがいれば手っ取り早く送金してもらえるのですが、最近ではホテルのフロントマンが送金してくれるといった場合も増えてきているようです。

いずれにせよ、銀行口座にお金を入れてチャージするのは、日本人にとってはかなり面倒なので、できればこの方法がおすすめですね。

支払い方法

店頭で支払う場合は、QRコードを読み取ってスマホ側で金額を入力し支払うか、店員さんにアプリ上のQRコードを読み取ってもらって支払います。

なお、通販などインターネットでの場合は、アリペイで情報を入力し、商品が届いたら受け取り連絡ボタンを押すと支払い完了です。

日本人がAliPay(アリペイ/支払宝)を利用するメリット

続いてここからは、アリペイを開設することによるメリットを紹介します。

具体的には、

  1. 中国国内どこでも使えて便利
  2. 中国国内で安心して決済できる
  3. 支払いの割り勘ができる

このようなメリットが挙げられます。

①中国国内どこでも使えて便利

出張や旅行などで中国に行く機会があるなら、アリペイを利用すれば中国どこでも便利に決済できるようになります。

都市部では約90%の人がQRコード決済を行なっていて、一番のシェアを誇るアリペイは使えないお店がないくらいどこでも使えるからです。

また、コンビニや飲食店などでの決済に加えて、地下鉄や自販機などもアリペイでの支払いが可能です。

人民元と外貨両替する必要がないので、手数料もかからず、端数が残って結局持って帰ることもなくなります。

②中国国内で安心して決済できる

アリペイを使うことで安心も手に入れることができます

中国では偽札が結構出回っていて、お札が100枚あれば2〜4枚は偽札が混じっているのが現状です。

短期間滞在するだけでも偽札を掴まされる可能性があり、最近では硬貨でさえも偽物が流通していると言われています。

現金に安心がない状態で、現金払いしていくのは非常に怖いですよね。

しかしアリペイで支払えば、電子上でお金が動くので偽札を掴まされる心配は一切なくなり、安心して決済ができるようになります。

③支払いの割り勘ができる

2人以上でアリペイを開設しておけば、割り勘機能を使うことができます。

先ほど中国では偽札が出回っているお伝えしましたが、複数人いてもそれぞれが偽札を持っている可能性は非常に高いです。

割り勘する際に偽札を交換し合っていることも十分考えられます。

そういった危険性を減らすには、割り勘もアリペイで完結してしまいましょう。

日本人がAliPay(アリペイ/支払宝)を利用するデメリット

日本人がアリペイを利用するメリットがある一方、やはりデメリットも存在します。

具体的には

  1. そもそも開設難易度が高い
  2. 日本国内では決済できない

こちらのデメリットが挙げられます。

①そもそも開設難易度が高い

日本人にとって開設の難易度が高すぎる点は大きなデメリットと言えるでしょう。

一番難しいと思われるのが中国国内での銀行口座開設です。

まず、中国に行かなければならず、中国で通話ができる電話番号や中国での住所の取得、さらにはビザの取得など、多数の壁があります。

そして、銀行によっては必要書類が整っていても外国人(日本人)は作れないという情報も。

小さい銀行なら開設できる可能性もありますが、中国に来てまで銀行巡りするのも手間です。

以上のことから、アリペイを始めるなら、日本でも開設できるようになってから利用する方が賢い方法かもしれません。

②日本国内では決済できない

アリペイを開設できたとしても、使うことができるのは中国国内にいる時のみです。

そのため、頻繁に中国に行く人以外は、手間をかけてアリペイを使えても使う機会は限られている可能性が高いでしょう。

現在、日本でもローソンをはじめアリペイを使える場所が増えていきていますが、これらはあくまでも訪日中国人向けで、アリペイアプリが入っていても日本人は決済できません。

街中にアリペイのマークがあるからと言って、使えるわけではありませんので注意が必要です。

おわりに

アリペイは中国での口座開設が必要であるなど、現時点では日本で使用するには難しい部分もあります。

とはいえ、すでにアリペイは何億人ものユーザーを抱えているのも事実。

日本でも導入している店舗も増え始め、将来的に国内シェアは拡大することが予想されます。

しばらくは日本国内でのアリペイの進展を見守りつつ、導入を検討するのがおすすめです。

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かわんちゅ

かわんちゅ

新卒で入った東証一部上場企業を退職し、現在はフリーランスのWebライターとして活動中。QRコード決済とか、とりあえず新しいものにすぐ手を出しちゃうタイプ。趣味はGoogleMapを眺めること。

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